2011年5月19日木曜日

【本日のお買い物】 PC ケース買った。KEYSTONE Series @ パソコン工房

実は、買ったのは去年の話なんですけどね~ w

今までのケースでも特に不具合は無かったのだけれど、新しい PC ケースが欲しかったので買っちゃいました ! 値段はうろ覚えだけど大体3000円ぐらいだったと思う。

今回買ったものは、KEYSTONE A-2766-4 (ユニットコム) というもの。
デザインが結構好みです。可愛い w


外箱

外箱に描かれた PC ケースの絵の光学ドライブの部分。何故か DVD-Audio のロゴ w


before

after
相変わらずゴチャゴチャしていますね。サーセン ww
今まで使っていたケースは2003年購入。8年前のものです w 以前使っていたマザーボードを組み込んで、今は実家で動いています。

良かった点

  • 前使っていたのがミドルタワーだったので、ひと回り小さくなった (拡張性はミドルタワーには劣るだろうが、普通に使う分にはいまどきそんなに問題にならないでしょう)。
  • デザインが良い
  • 前面にヘッドフォン・マイクの端子が付いている (前使っていたケースが結構古く、そんな端子なんか無い)

残念な点

  • 前面のオーディオ端子は HD Audio 非対応
  • 前面 USB 端子は2つ。ちょっと少ない
  • 12cm のファンが付属していたが、やたら音がでかい

  • 前面のカバーを開く PUSH ボタンとリセットボタンが隣接しており、間違って押さないか心配である
  • 光学ドライブ部分にはカバーが付いているが、ドライブを開いたときにカバーが邪魔をしてしまい、開閉ボタンが押しにくくなる
  • 店頭で展示してあった同モデルのピンク色のものは何故か色あせていた。経年劣化で色が変わらないか心配 (でも、色あせた後の薄いピンク色は、それはそれでいい色をしていた w)
  • (↑2011/12 追記: 電源ボタンの LED の光る部分だけ、僅かにに色が褪せてきました)

その他

  • 取り付ける光学ドライブによっては、ベゼルを外しておいたほうが良いかもしれない。
結局のところ、後から購入した5インチベイ用のカードリーダに HD Audio 対応のオーディオ端子が付いていたので、私にとっての目玉だったこのケースの前面オーディオ端子は使わなくなってしまいました。因みに、その、後から購入したカードリーダとは下のリンク (Amazon のアフィリエイト) にあるもの。結構おすすめですよ w

便利な使い方 (2012/2 追記)


写真のように、3.5インチベイのカバーの上にケータイを置き、USB 端子から充電するというやり方が地味に便利で重宝しています w
しかも、マザーボードは電源 OFF 時にも USB に通電するという変わり者の仕様だし。

関連商品

2011年5月4日水曜日

YAMAHA YP-30 分解・修理・清掃

購入した YP-30、実はソの音が出なかったり、一部キーの戻りが悪かったりザラザラした感触がしたり…という難点付き w ということで、修理すると同時に清掃するために分解してみたいと思います。

開腹

裏にネジがたくさんありますが、まずは開腹するだけなら左右のネジ1本ずつ (合計2本) 外せばフロントパネルに蝶番が付いているので開けられます (DX7 と同じ要領)。

鍵盤、ユニット

ここで初めて裏のネジに触れます (上の手順で開けたフロントパネルはひとまず閉じておいたほうが良い)。鍵盤側にあるネジ3箇所 (木ねじでない) を外します。次に、ずっと隅のほうに板に埋まっているネジが2箇所あるのでこれも緩めます。

フロントパネルを開け、鍵盤の左右にある押さえのネジを外し、押さえを外します。外れないときは裏の埋まっているネジをもう少し緩めてください。それから鍵盤の支点側にあるネジ3つ x3 箇所を外し、コネクタからフラットケーブルを抜き、ユニットを上に引っ張ると外れます (これが結構重い)。

鍵盤、センサー

ユニットを裏返してセンサー基板についているネジをすべて外せば簡単に取れます。この時、センサーの接点を別のものに引っ掛けないように気をつけてください (ただの金属だが結構デリケート)。

個別の鍵盤

普通はあまり外す必要はないと思うけれど、隅々までクリーニングしたり鍵盤を調整したりしたかったので。グリスを持っていると良いですね。

支点側のネジを外し、プラスチックの押さえを外します (上の写真右)。
支点の部分を持って手前 (支点から遠いほう) に引き、支点を上に持ち上げれば鍵盤が外れます。

取り付けるときは、鍵盤内にバネ金具が装着されていることを確認してから手前側から挿し込み、バネ金具をユニットに引っ掛けてから支点部分を引っ掛けます。

お勧めはしませんが、板バネが逆に反る (「(」のバネが「)」になる) ように取り付けると、鍵盤の重さを変えられます (実際にやってみた感じ、弱く弾いたときのタッチが不自然になった)。

修理・調整

特定の音が出ない問題、特定のコネクタを動かしたら出たりでなくなったりしたので場所を特定。コネクタ部分のハンダクラックと接点の接触不良を疑ったので、まずはプリント基板側のハンダを溶かして付け直し。そしてアルコールをコネクタの接点に付けて抜き差しすることにします。

…という操作で、一見直ったように見えて実は直らず。実はコネクタ近くの別のピン (基板の裏と表とをつないでいる) が犯人でした。ソの音ならソの鍵盤同士が中で繋がっているのですが、その部分に繋がったピンが接触不良。半田を付け直したらしっかり直りました。

鍵盤の戻りが悪かったりザラザラした感触になる問題は、支点の可動部分 (軸) の掃除で改善しました。軸にホコリやシャーペンの芯のようなゴミが大量についていたから酷いものだった (30年前の製品だし仕方が無い) w 本当はここでグリスを付け直せれば、鍵盤の動きはよりスムーズになるはずだが、ティッシュで軽く拭くだけで妥協。

鍵盤を取り付けた後、それでもまだ引っかかる感じが改善されない場合は、鍵盤手前側、下の土台と接触する部分があるのでそこにグリスを塗りましょう (ここでは、木管楽器用のコルクグリスで代用)。また、引っかかる鍵盤を前後にスライドしては戻すことを何度か繰り返すことで改善される場合があります。

組み立て

この記事内を下から上に (分解とは逆の順序で) 行ってください。

フォトギャラリー


MASTER CLOCK GENERATOR、水晶発振子が見当たらないのだが…まさかの LC 発振か何かだろうか ?!
VOICE MEMORY、ここに FM 音色のパラメータが保存されているのだろうか…。おなじみ 74LS シリーズ (ロジック IC) がズラリ…。

OPERATOR、YM2197 が2つ。右側に見える YM2198 は鍵盤と繋がっている。

蝶番上側に付いている基板。リレーやらオペアンプやら色々…。

蝶番上側、#2

YAMAHA YP-30 購入!! (初代クラビノーバ)

「ヤマハが一番最初に Clavinova の名前で出した電子ピアノは FM 音源を採用し、リアルなタッチと音色を追求しました。」といったことがどこかに書いてあったので、どんなものか気になってたでんでんです w

1983年発売。同社の DX7 (YP-30 と同じく FM 音源) と同じ年ですね。

というわけでオークションにて購入。大体1000円 + 送料。もちろん中古です。
(この価格ってことは、同じく FM 音源の初期デジタルシンセ DX7 とは違って、需要が少ないのでしょうね w)

マジックで落書きがあったり中から金属がカラカラ音を立てていたりと状態はだいぶ悪いのですが、30年も前の電子ピアノが辛うじて動作する状態で現存している事自体嬉しく思うべきかも知れません。

実際に弾いてみました。

音色

ピアノ (PIANO 1) の音色は90年代に作られた昔のハーモニーディレクターと同じような音色。16和音時代のケータイの着メロ (MA-2) にもありがちな音色だと思います (MA シリーズなら僅か 2op で似た音色を十分に再現できそう)。同じ FM 音源でも86年に発売された DX7-II に付いてきたピアノの音色のほうがよっぽど特徴を掴んでいてリアルなぐらい。結構チープな音色ではありますが、それでも曲を弾いてみると意外とそれっぽく聞こえちゃうから不思議 w エレピやベルの音色は秀逸 w まるで DX7 みたい。これは当初から FM 音源の得意分野とされていた領域ですね。

音色はタッチの強弱によって連続的に変化する。この点は下手なサンプリング音源に対する FM 音源の強みでもある。ただし、音色が単純な分、弱くタッチしたときは正弦波の音色にだいぶ近くなるほど倍音は少なめ。

鍵盤、タッチ

鍵盤の数は少し少なく、76鍵。88ではない。

今でこそあたりまえですが、当時の電子ピアノにはハンマーアクションなんてものは無く、押した鍵盤はバネで戻ってくる仕組み (電子ピアノでハンマーアクションが出てくるのは90年代後半の高級機種あたりからだったと思う)。音域別にタッチの重さを変える仕組みも無し。それでも、ちゃんとタッチレスポンスは付いているし、キーボードのタッチに比べれば強弱をコントロールしやすく感じる。キーボードよりばピアノのちょっとした基礎練習 (ハノンとか) には使えそうという感じかな (現行の電子ピアノのほうが練習に使えるけど)。

現行品の (カシオやローランドあたりの) 廉価な電子ピアノと比べれば鍵盤は頑丈。

その他

  • 当然といえば当然だけれど、私が2008年に購入した KORG の SP-250 の方が、音色もタッチも断然優れています w
  • SP-250 の方が強弱も幅広くつけやすい。
  • 80~90年代のサンプリング音源よりは YP-30 の FM 音源のほうが音色が好み。こっちのほうが pp から ff まで綺麗。

サンプル

後でうpします。。

詳しいことは次の記事にて (分解したり修理したり...)。


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