2010年6月13日日曜日

PC-98 で動くフリーの OS #1

手持ちの PC-9821Ce を動かす環境が整ったので、いろいろなフリーの OS を起動して遊んでみたいと思います (FD で起動するものを扱っていきます)。

上記のサイトからイメージ (gr960305.lzh) をダウンロードして、添付の formatg コマンドを PC-98 実機上で走らせて GR-DOS の起動ディスクを作成します。私は PC-9821Ce を用いて以下の方法で作成しました。

<< 手順 >>

1. 別のマシンでダウンロードしたファイルを解凍して FD に保存する (1.44MB / 1.25MB どちらでも良い)

2. Windows 95 起動ディスク (PC-98 用) を用いて FD (ドライブ1) からマシンを起動する

3. ドライブ2に、GR-DOS をインストールするための空のフロッピーを入れる

4. 以下のコマンド (太字の部分) を入力し、FD をフォーマットする (1.25MB)

A:\>format b: /m

5. Win95 の起動ディスクをドライブ1から取り出し、手順1で作成したディスクを挿し込む

6. 以下のようにコマンド (太字の部分) を入力する (保存先が違う場合は適宜読み替え)

A:\>cd gr960305\formatg
A:\>formatg B:

formatg の引数のドライブレターは必ず大文字で入力すること。
MS-DOS 上だと正常に書き込まれないことがあると出るが、少なくとも私の場合は問題なかった。y と入力すれば書き込みが始まる。書き込みが終わったら手順1のディスク内 formatg ディレクトリ以下を copy コマンドで GR-DOS の起動ディスクに移しておくのも良かろう。

あとは、作成したディスクをドライブ1に挿し込みリセットボタンを押せば、GR-DOS が起動する。

使ってみた感想とか

MS-DOS 6.2 以降に慣れていると、一部のコマンドが認識されず「あれ?」ってなることがしばしば。あと、コマンドを高速でタイプすると何故か入力を一部こぼしてしまうことも。あと、dir コマンドで出るディレクトリ一覧では、2000年以降の日付が正常に表示されませんでした (文字化け)。

作成されたディスクは何故か、1.25MB でフォーマット (/m オプション) した時よりも容量がわずかに減っていて、3モード対応の USB FDD (TEAC FD-05PUB) では読めなくなりました (PC-98 の DOS 上では普通に読める)。一方で GR-DOS 上では 1.44MB フォーマットした FD は読めませんでした。

続く。


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